2007年09月20日

3ピースクランク整備(加筆修正版)

Deity 3pcの整備
2010/05/26加筆修正

古い記事に文章だけ書き足してるので分かりにくい箇所もあるかと思います。
この記事を書いて後にMTB用のDeity以外にもBMXメーカー品のMTB流用やBMXのクランクとプレスフィットBBの脱着などもやったので、大体今の主流の構造と性質は把握出来ていると思います。

取り付けや互換性などの質問があればお気軽にどうぞ!

2011/01/13
一月中にProfile racing GDHインストールする事になったのでProfile racingインストールに差し替えしようかな?と思ってます。

差し替えは面倒くさくなったので別にまとめました。
Profile racing G.D.Hインストール





やたらアクセスが多いなと思ったら知恵袋にリンクされてました。
何だかこっちが書いたような雰囲気のレスですが、残念な事に回答者ではありませんw別人ですw
まぁ わからないトコとかあったらコメント入れてください。
出来るだけ対応しますので!


※この記事はEuroBBの3pcに関する内容です。
BBに関してはMIDやSPANISHなどのプレスフィット系BBの取り扱い方法とは異なりますが、クランクアームとスピンドルは基本的には同じ方法で脱着可能です。


BMXのMid/Spanish BBのインストールの参考動画
Shadow conspiracy
あるいはRide bmxの記事を参考にしてみてください。



作業は自己責任でお願いします。
工具は必ず専用のものを使ってください。
難しいor無理だと思ったら変に弄らず知識のある人か販売店へ相談してください。
また3pcは付属の説明書がとってもしょぼく、精度が低い個体や不良品も時々あって、最悪代替品に交換や加工が必要になるケースもあります。
シマノなどに比べると結構面倒な事が多いですが3pcにして得るものも大きいので頑張ってください!
何よりすごく頑丈でスプロケの歯数が自由に選べます!ハードに乗る人ほど3pcを推します!
今はBMXのパーツメーカーから15000円くらいで補修部品が手に入れやすい19mm/48tの3pcが売られてますし・・・


さて、次は工具です。
kougu85872365466.JPG
必要な工具はクランクの種類によって変化します。
海外製、特にアメリカ製のものはインチサイズが要求される場合も多いです。
Profile racingなどはインチサイズの工具が必須です。
Profile互換の台湾メーカー製はネジピッチはインチだけど頭はミリだったりするので、変にゆるかったらインチとミリの両方を当ててみてフィットする方を使ってください。


※ネジ屋で頭はミリ、ネジ部だけインチなどのオーダーは可能だそうです。
携帯工具を減らしたい方は検討してみては?


ユーロBBはベアリングのプリロード調整して、いい具合のところでロックリングで固定するアジャスタブルタイプの場合は、一枚目の画像にあるようなかなりお値段高めのレンチが必要な事もあります。
頑張って買ってください・・・
フックレンチでも対応出来そうだけども素材が柔らかかったので引っかかるポイントの多い工具が安心かな?
toolillustratione560.JPG
アームをインストールする時は画像左下の工具を使いましょう。これはProfile racingのインストーラー兼リムーバー(画像のものは中空シャフト用)です。その方が効率が良いです。
ネジを使って締めるとネジの穴を傷めちゃいます。
またクランクアームがコッタレスリムーバー対応でない場合は画像中のリムーバーとショックレスハンマーやプラスティックハンマーで叩く必要があります。
何度か脱着してると緩くなるのですが、最初はかなり硬いんで手ごわいです。頑張ってください。
補足ですが、クランクアームを圧入する時に必要な圧入量に対してツールの長さが足りなくなる場合があります。その場合は赤の矢印の部分にクランクの位置調整用のスペーサーをはさんだりするとうまくいきますよ。


<<NOTE!!>>
Deityクランクに限らず3pcを組み付ける前に
必ずアームのスピンドルとの嵌合部の状態を確認して塗装が載っていた場合は必ず剥がしてください。
強引に捻じ込んで取り付けると最悪外せなくなる場合もありえます。
溶接の歪みなど個体差が激しいのが3pcです。
スプラインの溝が正しく切られてないなど、不具合はあって当たり前と思っててくださいw
なので事前の検品は念入りにね!



固定ボルトを外しましょう。 基本正ネジで止まってます。
Fixed bolt142.JPG
このネジは多くの3pcがインチサイズらしく
潰すと入手が面倒くさいです。
Fixed bolt0141.JPG
固定ボルトを抜き取りツールを捻じ込んで叩いて外してください。
ゴムハンよりもショックレスハンマーなどが力を入れやすく
音も小さいのでオススメです。

※Deity(日本仕様)はリムーバル&インストールツールが付属していません!!!
説明には付属してると書いてあるのに・・・。 てっきり当時は情報不足でこのボルトがインストール、リムーバル、フィックスの3つを兼ねてると思っていました。最悪です。
画像のようにネジの頭を出して叩くとリムーバーと違って面で押せず、ネジ山だけに負担がかかってネジ山が逝きます。絶対に叩いたらダメです。


Profile racingなどはクランクを痛めずに外すためのリムーバーが付属してるので、この型のDeityを使ってる方は別売りのものを買い足して使ってください。
ツールはDig itやBMXショップで3000円くらいでは買えるはずです。クランクを直接叩くのもオススメしません。
DeityのスピンドルにはProfileの非中空スピンドルの19mmのものがマッチしました。
色んなメーカーのものを触ってて気付いたのですが19mmスピンドルの3pcは基本的にProfile racingのものに互換性があるように設計されているものが多いのか、ネジの頭はミリなのにネジ山はインチピッチのものも結構ありました。
万一、ネジなどを潰してしまっても補修パーツの供給がしっかりしてるProfile racingの流用にチャレンジしてみてください。



Deityはありませんが
Demolition Medialなどはクランク側に雌ネジが切ってあり
シマノのリムーバルツールが使えるので叩かなくても簡単に外れるのでオススメです。
※このネジ加工がされたクランクは増えています。

外したアームは右と左をしっかり確認しておきましょう。
レフトドライブ対応は一見左右同じに見えますがペダルのねじ切り方向が異なるので互換性はありません。



外すとBBが見えます。
Deityはアジャスタブルタイプ
Drive side33335555.JPG
Deity+Riotの場合はJISなのでドライブサイドは逆ネジ
ノンドライブサイドはスパナセットでロックリング(正ネジ)を緩め
左ワン(正ネジ)をリムーバーで回せば外れます。


バラすとこんな感じ
Deity bb122.JPG
右から
右ワン スペーサー 左ワン スペーサー ロックリング



クランク&スペーサー
Axle&washers0137.JPG
結構挟んでます。

装着するとこんな感じ
Axle&washers 38.JPG
3pcの場合はチェーンラインを出すためのスペーサーをドライブサイドに入れて
フレームの芯からのペダルの位置が左右で均一になるようにノンドライブサイドにスペーサーを足していきます。

<注意!>
3pcは構造上
固定ボルトを使ってアクスルをアームに引っ張り込むわけですが
片側だけひっぱりすぎると反対側の嵌合部が短くなり、強度が足りなくなる恐れがあります。
また、BMXのものを流用する場合は必要分のスペーサーを入れると軸長が足りなくなることもあります。
(Profile racingはMTB向けの長いアクスルを売っておりメーカーサイトではMTBに一般的な68/73mmBBは6"推奨でした。)
blkmrkt riotなら73mmBB幅なので6"は必須です。
NS bikes majestyやSuburban+LASTBike ZAKKハブの組み合わせだとBMXサイズで問題ありませんでした。


さていよいよ組み立てです。 画像は外す時のものの流用w


BBの右ワンを装着してスペーサーを入れます。
SpacerY0128.JPG
3pcはチェーンラインを自由に弄れる代わりに
アームを固定する時にアームが押されてBBに直接圧力がかけられてしまう。
このスペーサーはベアリングが破壊されないように内側から支えるためのものです。
BMXのプレスフィットBBは、このスペーサーの長さをスペーサー挟んだり0.1mm単位で調整する必要が出る事があります。
ちょっと面倒くさいですが滅多に外すようなものじゃないので頑張って!



左ワンを取り付け、アクスルが貫通した状態にします。
BBB132.JPG
BB工具を使って締め込み、BB内部のスペーサーにプリロードを掛けます。
締め込みが弱すぎると体重がかかって変形した時にガタが出て
強すぎるとペアリングの動きが悪くなって最悪、それらが原因で破壊されます。
(説明書の推奨トルクは35Foot/Pounds)

トルクレンチ持ってないので感覚頼りで作業続行w
いい具合になったらロックリングを締めこんでワンの位置を固定します。
BBBBBB0133.JPG
BB取り付けはこれで完了!
説明書にはロックリングにロックタイト(中強度)の使用を推奨
面倒くさがらず絶対塗った方がいい

脱脂してロックタイトで固定するとかなり緩みにくくなります。
ユーロBBの破損は緩みが原因のケースが多いと思われるのでこの辺はシビアにやったほうがいいかと。
オートバイショップで少量パッケージ売りが安価でオススメです。



あとはアクスルを通して必要分のスペーサーをはさみ
Nondrive-sidew469.JPG
<重要!>
アクスルとクランクには齧り付き防止用に十分にグリースを塗ってください。
左右でクランクに均一にスピンドルが刺さるように締めていきます。
普通のシマノクランクとここが一番違うので気をつけて

アームをボルトで固定で完了
オーバートルクで締めこみすぎるとBBのベアリングが破壊されるのでほどほどに。


最後に
初めて3pcを組んだ時にネットにあまりにも情報がなくてすっごく苦労したので、少しでも参考になればとキーを叩いてみました。

何かいまいち分からないなぁ と思う部分があったら気軽に聞いてください。
posted by 819819 at 18:17| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | メンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

deity VENDETTA 3.0 CRANKARMSの取り外し方で検索しこちらの記事にたどり着きました。

とても参考になったのですが、私が所有しているdeity VENDETTA 3.0 CRANKARMSはスピンドルが中空のもになるのですがこの場合はPROFILE RACING のG.D.H.中空チタンスピンドル用のクランクツールを購入した方が良いのでしょうか?

お時間がありましたらお返事を頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。
Posted by RAM at 2016年08月03日 13:41
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